佐良直美さんとは、1967年に「世界は二人のために」でレコード大賞の新人賞を受賞、1969年に「いいじゃないの幸せならば」で大賞を受賞した昭和を代表する女性歌手です。
しかし1987年に芸能界を長期休業。その背景には一体何があったのでしょうか。
まずは佐良さんの詳しいプロフィールから見ていきます。
佐良直美のプロフィール
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名前:佐良 直美(さがら なおみ)
(出生名:山口 納堡子)
生年月日:1945年1月10日
学歴:日本大学藝術学部
職業:女優・歌手・タレント[/box]
1967年に歌手としてデビューした佐良さん。
デビュー曲の「世界は二人のために」は120万枚を売り上げミリオンセラーを達成し、日本レコード大賞では新人賞を受賞しました。
また、その年のNHK紅白歌合戦に出場するなど、華々しい歌手人生のスタートを切りました。
歌手だけでなくテレビ番組の司会やバラエティー、女優としてもテレビドラマに出演し、さまざまなジャンルで活躍していました。
では、なぜ芸能活動が順調そのものだった佐良さんが芸能界から姿を消してしまったのでしょうか。
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佐良直美が芸能界から消えた理由
1980年にタレントのキャッシーさんとのスキャンダルが報道され、佐良さん本人は
あれは何がなんだか全然わかりません。びっくりするだけでした。ただ、どの会社にも裏表や力関係がある、そういうことなんでしょうね。
事務所を独立した後でしたし、やっぱり弱い者は強いものにのまれるんでしょうね。
と、騒動自体を否定していました。
しかし徐々にテレビで見ることは減っていき、芸能界そのものから遠ざかって行きました。
そして1987年に芸能活動を長期休業し、のちに佐良さんは
前年に師匠と仰ぐジャズボーカリストの水島早苗へ捧げたカセットアルバムを出したところで燃え尽きた。
と話しています。
また、同じ年に声帯ポリープの手術をしたため約一年声を出せず、歌手として活動することができなくなったそうです。
いろいろな理由が重なり芸能界から距離を置くことになった佐良さんは、現在どのような生活を送っているのでしょうか。
佐良直美の現在は?
1993年からは栃木県の那須塩原市で家庭犬のしつけ教室『アニマルファインスィアーズクラブ』を主宰しています。、
しつけのほかにも動物に関するセミナーを開催する等、動物愛護の啓蒙も行っており、
- 佐良直美が教える犬との暮らし方-中高年が愛犬と楽しく暮らすための上手なしつけと飼い方
- 動物の神様に生かされて
の二冊の本も出版するなど、動物が生活の基盤となっているようです。
また、2010年9月24日に27年ぶりとなる歌手復帰が報じられ、同じ年の11月24日にはCDシングル「いのちの木陰」を発売しました。
しかし本格的な歌手活動については、「やってもあと1,2回でしょう」と控えめな発言でした。
その後も徹子の部屋への出演や、復帰後2年半ぶりとなる新曲「お・か・え・り」を2013年に発売しました。
佐良直美 まとめ
佐良さんは現在の生活について、
今の私には150匹の犬や猫がいます。寿命が短い動物には人間の1日が4~5日に相当する。だからできるだけ一緒にいてあげたいんです。
と、語っています。
デビュー直後から煌びやかな芸能界で成功し、人の闇や恨み・嫉みに触れた佐良さんには、動物の純粋な優しさ・癒しが必要なのかもしれません。
現在はたくさんの動物とともに平穏な生活を送っていることでしょう。
しかしあの素晴らしい歌声も、もう一度聞いてみたいものですね。