NHKの「ガッテン」(ためしてガッテン)で紹介された「肺ストレッチ」のやり方や効果についてまとめました。
NHKの公式では肺ストレッチのやり方動画がないので、ガッテンで紹介された肺ストレッチの方法を他の動画を使ってわかりやすく解説します。
目次
なぜ肺ストレッチが大切なの?
高齢になると筋肉が固くなりやすい
年齢を重ねるごとに、筋肉は若い時に比べて硬くなっていきます。
肺も筋肉で動かすことで呼吸ができるので、肺の周りの筋肉が固くなると、その分呼吸もしづらくなるのです。
呼吸がしづらくなると、呼吸が浅くなり、高血圧や冷え性・ストレスの原因になってしまいます。
呼吸を正常にするために、肺ストレッチが大切になってくるのです。
ちなみに、肺ストレッチは「呼吸筋ストレッチ(体操)」「横隔膜ストレッチ(体操)」などとも呼ばれたりしますね。
若い人でも肺ストレッチは効果的
肺を動かす筋肉が固くなっているのはご高齢の方だけではありません。若い方も注意が必要です。
現代は、パソコンやスマホなどを使う時間が多く、前かがみ姿勢になりがちです。
すると、胸・首・背中などの筋肉がこわばり、結果として呼吸をするための筋肉が固くなる傾向があります。
若い人にも肺ストレッチをすれば、息がしやすくなったと感じられるはずです。
肺ストレッチのやり方①
肺ストレッチをしている間は、呼吸を止めないようにしましょう。
呼吸をするときは、鼻から息を吸って、口から息を吐きます。
息苦しさや同機を感じたらすぐに中断してくださいね。
いずれのストレッチも、立った状態、座った状態、どちらでもOKです。
背中の筋肉を伸ばす肺ストレッチ
- 両手を、胸の前で組みます。
- 息をゆっくり吸いながら、両手を前に出し、背中を丸めていきます。
- 背中を丸めきったら、両手を胸に戻しながら息を吐いて背中をまっすぐにします。
- これを3回繰り返します。
体幹を伸ばす肺ストレッチ
- 両手を頭の後ろで組み、ゆっくりと息を吸います。
- 両手を上に伸ばしながら、ゆっくり息を吐きます。
- 両手を頭の後ろに戻しながら、ゆっくりと息を吸います。
- これを3回繰り返します。
胸の筋肉を伸ばす肺ストレッチ
両手を腰の後ろで組み、ゆっくりと息を吸います。
両手を後方に伸ばしながら、ゆっくり息を吐きます。
腕を腰の後ろに戻しながら、ゆっくりと息を吸います。
これを3回繰り返します。
肺ストレッチのやり方②
肋骨の脇の筋肉を伸ばす肺ストレッチ
呼吸が浅くなっている原因の筋肉の一つは、肋骨(脇)の間にある筋肉です。そこを延ばしてストレッチすることで、肺にしっかりと空気が行き渡りやすくなります。
- タオルの両端を両手で持って、両腕を上げる。
- 両腕を上げた姿勢のままで、肋骨の部分を伸ばすように、体を右に傾けます。(息を吐きながら15秒~20秒)
- 体を元に戻し、今度は左側に傾けて伸ばしていきます。(息を吐きながら15秒~20秒)
座ったままでストレッチしてもOK!
首の筋肉を伸ばす肺ストレッチ
- 姿勢を正した状態で、ゆっくりと上を向いて首の筋肉を伸ばす。
- 首だけ右に向ける。
- 片方の手で鎖骨を押さえ、もう片方の手であご(耳の下あたり)を押さえる。
- あごを押さえた手でゆっくりと首を後ろに伸ばす。(息を吐きながら15秒~20秒)
- 以上を、こんどは左側で行う。
NHKガッテンで紹介された肺ストレッチの効果は?
肺ストレッチをして呼吸がしやすくなると、高血圧や冷え性に効果があるとの声も。
また、しっかりと呼吸ができることで自律神経が整い、ストレス軽減にもつながります。
ぜひ、NHKガッテンで紹介された肺ストレッチを試してみてくださいね!