3学期が始まると、あっという間に卒業のシーズンがやってきますね。
お子様の卒業式に参列する際の服装でお悩みの40代お母さんの方、着物と言う選択肢はどうでしょうか?
今回は、着物で参列するメリットとデメリット、参考画像などを合わせてご紹介します。
目次
着物で卒業式に参加するデメリット
- 準備や後片付けが大変、お金がかかる
- 着付けやヘアセットなど、当日の朝が忙しくなる
- 悪天候、気崩れや式典中のお手洗いなどが心配
まず先にデメリットから申し上げますと、大きくは上記の3点です。
一般的に卒業式でよく着用される格の和服である「訪問着」フルセットをネットでレンタルするとしたら、1~3万円が平均的な相場。
着付けを頼むとすれば、美容室の相場は5000~7000円ほどです。
自前で用意し、着付けもできるとしても準備や片付けはやはり手間がかかります。
また、式は午前中に行われることが多いため、準備は朝早くから行わなければなりません。
お子さんの準備だけでも時間はかかりますから、かなり時間に余裕が必要です。
悪天候な際の足さばきなど、着慣れていない場合は気崩れなども心配ですし、冷え込む春先の体育館ではお手洗いの心配もあります。
着物で卒業式に参加するメリット
- 晴れの日にふさわしいお祝い感がある
- 体形の変化に対応しやすい
- 母親にも子供にも記念になる
メリットを申し上げますと、こちらも大きくは3点です。
日本では、おめでたい晴れの日には和装でお祝いする習慣があります。
卒業式はお子様の新たな旅立ちを祝う場ですので、和装は最適な服装なのです。
また、出産などを経て体形が変わりがちな年代ですので、昔のスーツが入らない…などといったこともあるかと思います。
着物であれば、そうした体形の変化にも対応しやすいですね。
細すぎるよりは、少しふっくらしている方が着物をきれいに着こなせます。
そして何より、着物を着るという特別感は親子ともに節目の大きな記念になります。
初めましての入学式と違い、卒業式は最低3年以上を共に過ごした後ですから、親子ともに知っている顔は多いでしょう。
そうした知り合いにも、お祝いの気持ちを表すことができます。
公立・私立、地方によって着物での参列率は変わってきますが、決して浮くということはありません。
格式の高いお祝いの服装なのですから、手持ちの着物があり、お子様が喜んでくれるのであれば、是非堂々と着物を着ていただきたいところです。
卒業式参列の40代母親 着物コーデ①若草色×小花柄
春らしい、若草色の訪問着です。落ち着いて着こなせる色合いであり、柄も控えめで派手すぎることもなく、万人受けする素敵な色柄ですね。
流れるような小花柄模様には着やせ効果もあります。帯やポイントの帯締めも花の色から使っており、上品にシンプルにまとめた和装コーデです。
卒業式参列の40代母親 着物コーデ②薄青色×小花柄
ダークカラーのスーツの多い卒業式ですが、着物であればこんな色合いもOKです。
小花の面積も多めですが、色合いが淡いので悪目立ちしない華やかさがあります。
気になる場合は、式典中は暗めの色合いの和装コートやストールを羽織るという手もありますね。
卒業式参列の40代母親 着物コーデ③クリーム色×小花柄
パステルカラーですが、白に近いクリーム色なので主張しすぎません。
式典にふさわしい華やかさが出ますね。着物がシンプルな分、帯が豪華でバランスが取れたコーディネートです。
卒業式参列の40代母親 着物コーデ④濃紫色×小花柄
高貴な色とされる紫の着物は、お祝いの席にぴったり。
濃い色合いだときりりと引き締まった印象になりますね。
帯も総柄で華やかですが、色合いがシックなので小洒落た印象です。
40代だからこそ品よく着こなせる色合いですね。
卒業式参列の40代母親 着物コーデ⑤藤色×小花柄
同じく紫の着物です。④とはかなりイメージが違ってきますね。これくらい淡い色合いだと主張しすぎず、上品な印象になります。着る人を選ばない、日本人に似合う藤色です。
いかがでしたでしょうか。
着物で卒業式に参列する際の、具体的なイメージが湧いてきましたでしょうか?
皆様も今回ご紹介したメリットやデメリットを考慮していただき、是非着物での参列を検討してみてくださいね。