成田祇園祭は毎年7月7日近辺の金曜日、土曜日、日曜日にあたる3日間で行われる成田の一大イベントです。
成田山周辺の町内が一丸となり3日に渡って成田山表参道やその周辺一体を10台の山車・屋台と御輿1台が巡行します。
毎年約45万人の見物客が訪れるといわれています。
成田祇園祭の歴史
成田祇園祭 最終日
今日もお越しください🍺 pic.twitter.com/HBuEcp3O58— yuu (@mtym1) 2018年7月7日
成田山とは山号のことで千葉県成田市にある成田山新勝寺のことを指します。
成田祇園祭は成田山新勝寺の祭礼行事です。
古くから残された文章の中で1721年(享保6年)に「これまで休止していた祭りを再開する」といった旨の記述があります。
1721年というと江戸時代の徳川7代目将軍徳川吉宗の時代にあたります。
このことから300年の歴史があると言われています。
それ以前の記録が残っていないため正確な成田祇園祭のはじまりは不明ですが分かる限りで300年。
とても長い歴史を持つお祭りであることは間違いないですね。
成田祇園祭のスケジュール
初日13時30分~成田山大本堂前
大本堂は成田山で最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場です。
ここで成田祇園祭始まりを告げる安全祈願と鏡開きが執り行われます。
はじめに大本堂を目指して各町内の屋台や山車が大声をあげ気合を入れながらねり歩きます。
10台以上の屋台や山車が集まってくる様子は圧巻です。
最後に神輿が到着すると厳粛な雰囲気に一転しご祈祷が始まります。
その後盛大に鏡開きが行われ成田祇園祭がスタートします。神輿を筆頭に出陣して行きます。
2日目 9時00分~JR成田駅前広場
2日目はJR成田駅前での総踊りから始まります。
総踊りは初日にもあるのですが場所が大本堂前ということもあり一般の方が見物できる場所は狭く限られています。
2日目も成田駅前でスペースは広くあるものの日程が土曜と重なることもあり多くの人が訪れますので混雑は避けられません。
早めに場所を確保しておきましょう。もし駅前で十分に見れなかったという場合もご安心ください。
2日目は御輿に続いて山車、屋台が、町内や表参道へと巡行していますので様々な場所で見るチャンスがあります!
3日目13時00分~門前―薬師堂
最終日は成田山表参道仲町の坂を山車・屋台が駆け上がります。
ラストスパートに向け山車・屋台が威勢よく一気に坂道を駆け上がっていく姿には見物客もより一層胸が熱くなるでしょう。
3日目16時00分~大本堂前
御輿、山車、屋台が揃ったら御輿還御式を行います。
御輿還御式後の最後の総踊りで締めくくります。
無事に達成できた喜びはそこにいる皆で分かち合えるのではないでしょうか。
アクセス
JR成田線成田駅、京成電鉄成田駅から徒歩15分
成田祇園祭のまとめ
屋台、山車のそれぞれが違った曲調や掛け声でねり歩きます。
参加台数も人数も大規模な成田祇園祭は大迫力間違いなしです。
それは見ている私達まで心踊らされるものでしょう。
今年の夏はマンパワーを感じる熱い熱気に包まれてみてはいかがですか。