HKT48の指原莉乃さんが、「永久コンタクトレンズ」とも言われる「ICL(アイシーエル)」の手術をしたとTwitterで報告しましたね。
「永久コンタクトレンズ」ICLとは何なのか?コンタクトレンズと何が違う?危険性や料金は?痛い?どんな人に向いてる?
などについてまとめました!
目次
「永久コンタクトレンズ」ICLとは?
近視や乱視、遠視に悩む人は、メガネやコンタクトレンズに頼らずに、いつでもどこでも快適に見えたらいいなと思いますよね?
でもそんな方法はないし、レーシックは危険そうで不安なのでやりたくないから、メガネやコンタクトレンズしか選択肢がないと思い込んでいると思います。
しかし、新たな選択肢として、「眼内コンタクトレンズ」ICLがあります。
指原莉乃さんも手術を受けたというICLは、すごくサックリいうと、ソフトコンタクトレンズのようなものを眼球の中に挿入するという手術です。
眼の中に直接挿入して、長期間取り出さなくても問題ないので「眼内コンタクトレンズ」「永久コンタクトレンズ」と呼ばれたりもします。
ICL:眼球にインプラントするコラマーレンズ
ICLという言葉は「Implantable Collamer Lens」の略語ですね。日本語に訳すと、「コラマーレンズ移植」といったところです。別名「フェイキックIOL」という呼称もあります。
「コラマーレンズ」は目に優しい素材のレンズで、眼球に適合しやすく、紫外線をカットし、何かあれば必要に応じて再度手術して取り出すことも可能です。
一度インプラントしてしまえば、入れたままで10年間以上快適に過ごしているという人もいるようです。
ちなみに、「眼内コンタクトレンズ」は他にもいろいろ種類がありますが、ICLだけが厚生労働省の認可を得ています。唯一国に認められているということですね。
コンタクトレンズ・レーシックと何が違う?
コンタクトレンズとの違い
普通のコンタクトレンズは、眼球の外側にある「角膜」にコンタクトレンズを装着する視力回復方法ですよね。目が乾いてドライアイになる人も多く、目がゴロゴロしたり、充血がひどくなる人もいます。
指原莉乃さんも、コンタクトレンズでのドライアイやゴミの混入、充血に悩まされていたようで、そのためにICL手術を受けることにしたようです。(特に目の病気とかではなかったんですね…)
ICLは、眼球の中に直接コンタクトレンズをインプラントするので、コンタクトレンズによる目の乾燥やドライアイになることはありません。
レーシックとの違い
レーシックは、角膜を削ることで見え方を調整し、視力を回復するというレーザー治療です。角膜はレーザーで削ってしまうので眼球は手術前の状態にはには戻りません。
ICLは、角膜を少し切開して、レンズを挿入(インプラント)し、角膜は元に戻すという方法です。ICLの場合は角膜は3mm程切開するだけで、手術後は自然治癒でくっつくようになるのでほとんど角膜を失うことはありません。
レンズを取り出すことも可能です。インプラントしたときと同様に角膜を切開し、取り出せばよいのです。インプラントと違って眼球はほとんど手術前と同じ状態です。
メガネ不要で、コンタクトレンズのような手入れが不要。レーシックのように角膜を削る必要がない。それがICLです。
ICLの危険性・デメリットは?
良いことばかりに見える「永久眼内コンタクトレンズ」ICLですが、もちろんデメリットもあります。
感染症のリスク
角膜を少し切開する手術なので、角膜を削るレーシックよりも感染症のリスクは高くなります。
レーシックも危険性は指摘されているので、どちらが危険性が高いとは一概には言えません。
こればかりは、しっかりとICLに対応している眼科を自分自身で慎重に見極めるしかないでしょう。
費用・コストが高い
ICLがこれまであまり世の中に知られていなかった最大の理由が、費用・コスト面です。
指原莉乃さんが手術を受けたという神戸神奈川アイクリニックでは、両目68万円(乱視の場合は+10万円)という料金だとのことです。
レーシックでもここまでの価格にはなりません。快適さを取るか、費用を取るか。これはその人の価値観によって異なるでしょう。
ICLは痛い?痛くない?
ICLの手術は痛い?
ICLの手術は痛くないのか?とい疑問があると思います。眼球はむき出しになっている臓器ですし、角膜を切開するといいますからちょっと怖いですよね。
しかしそんなに心配しないでください。ICLの手術では目薬タイプの麻酔薬を使うので特に痛みはないようです。
麻酔が注射ではないという点もけっこう安心感があります。
目をいろいろといじくるので不快感を覚える人もいるようですが、特に痛いというわけではなさそうです。
手術は10~20分で終わりますし、手術中も医師の方とコミュニケーションが取れるようなので、万が一痛すぎたり苦しかったりした場合は伝えることができます。
また、手術後も軽い痛みや異物感がある程度のようで、直後から視力が回復し、入院不要でそのまま一人で帰宅できます。
ズレたりゴロゴロ感はない?
コンタクトレンズの場合は角膜の上にあるために、乾燥したりズレたりします。
しかし、ICLはコンタクトレンズのようなゴロゴロ感や乾きなどがないため、手術後は非常に快適に過ごすことができます。
ICLなど、最近の眼内コンタクトレンズは一生入れたままでも大丈夫なようですから、こういった悩みからは解放されますね。(定期的な検診は必要なようです)
ICLに向いている人、向いてない人は?
では、どんな人が「永久コンタクトレンズ」ICLをしたほうがいいの?自分は?と思う人のために、向いている人、向いてない人についてまとめました。
ICLに向いている人
- 近視がかなり強い(-6D以上程度)
- 乱視も強い(-3D以上程度)
- メガネやコンタクトレンズから解放されて裸眼で生活したい
- でもレーシックは不安…見え方の質にこだわりたい
- 費用は高額だけど、普段の生活の快適さには代えられない
ICLに向いていない人
- 白内障や緑内障など、目の病気がある
- 最近、視力が大きく変わった
「眼内永久コンタクトレンズ」ICL:まとめ
指原莉乃さんが受けたことで、ICLは今後人気を高めていくでしょう!
コスト面の問題が解消されていけば、かなり普及するのではないでしょうか?
興味のある人は神戸神奈川アイクリニックなど、ICLに対応している眼科に相談してみてくださいね!