熱中症を引き起こすと、めまいや吐き気だるさに襲われてなかなか食べ物を口にしづらい状態になってしまいます。
今回は熱中症になったときに摂取するべき食べ物と普段からの予防になる食べ物をご紹介します。
熱中症になった時に口にするべきもの
はじめの段階として熱中症に気づき自分の意識がある場合は涼しい場所に避難して体を冷やします。
そしてスポーツドリンク(ナトリウムを100mlあたり40~80mg含んでいる飲料)や経口補水液を飲んでください。
熱中症で意識のない人を見かけたら救急車を呼んでください。
ただし、その間無理に口から水分を取らせないよう注意しなくてはなりません。
誤って気道に流れ込む可能性があるからです。
医療機関で点滴等の適切な対応をしてもらいましょう。
熱中症は食べ物でも予防ができる!
熱中症を予防できる食材があります。いくつかご紹介しますので普段の食事に取り込んでみてください。
ビタミンB1
ビタミンB1は主に炭水化物に含まれる糖質からエネルギーを生成するとともに、老廃物を代謝し疲労回復を担う栄養素です。
食欲増進の効果もあります。夏場など食が進まないという方には次のビタミンB1を多く含む食材をおすすめします。
豚もも肉、鶏レバー、うなぎ、大豆、小エビ、牛乳等です。
ビタミンC
ビタミンCには夏の強い日差しや室内外の温度差など体が受けるストレスに対抗する抵抗力を高めて疲労回復してくれる作用があります。
人は体内でビタミンCを生成することが出来ないうえに水溶性なので汗や尿で失われがちです。
排出されやすい栄養素であることを念頭に食材から積極的に補うよう心掛けてください。
以下ビタミンCが多く含まれる食材です。
ブロッコリー、ピーマン、芽キャベツ、じゃがいも、レモン、いちご等。
カリウム
カリウムはナトリウムと相互に作用しながら細胞の浸透圧維持や調整をし、体内の水分調整を行います。
汗をかく際にカリウムも失われています。カリウムが不足すると細胞内脱水が起こります。
汗をかく時期には意識して摂取していただきたい栄養素です。
カリウムを多く含む食材は、さといも、アーモンド、アボカド、バナナ、ほうれん草、真鯛、豚ヒレ肉等です。
熱中症になったときの食べ物のまとめ
日々の食事を少し意識するだけで熱中症の予防ができます。
それらは熱中症のみならず自分の体を健康に保つための様々な効果を発揮してくれます。
難しく捉えずにまずはいつもの食事に何か一つ食材をプラスする、というように少しずつはじめていけたらいいですね。