キミスイ アニメ映画のあらすじ,ネタバレ,キャスト,主題歌,感想評価は?

9月1日に劇場公開されるアニメ映画「君の膵臓をたべたい」略して「キミスイ」。 住野よるの原作小説は「本屋大賞」第二位を獲得し、大ヒットでした。 また、昨年には実写映画化され、浜辺美波、北村匠海、北川景子、小栗旬が出演し、映画も大ヒットしました。 その大人気小説「キミスイ」がアニメ映画として公開。 どんな風になるのか、キャストやストーリーを見ていきたいと思います。 「君の膵臓をたべたい」実写化映画版をU-NEXTで今すぐ視聴するにはこちら!

キミスイ アニメ映画のキャスト

僕   (高杉真宙)

他人とは深く関わらずに生きている高校生。 桜良が落とした「共病文庫」を見てしまったために、桜良の秘密を知ってしまう。

山内桜良(Lynn)

「僕」のクラスメート。膵臓の病気で余命幾ばくもない。病気のことは家族以外には知られていない。明朗快活な性格で、好奇心旺盛。

恭子(藤井ゆきよ)

桜良の幼なじみで親友。気が強く、桜良を傷付ける者は許さない。体育会系。

隆弘(内田雄馬)

僕と桜良のクラスの学級委員。優等生でクラスの人気者。

ガム君(福島潤)

僕と桜良が知り合ってから、僕に話しかけてくるようになった。話すとき、必ずガムを進めてくる。

「僕」の母(田中敦子)

あまり干渉はしないが、僕のことを見守っている。感が鋭い。

「僕」の父(三木眞一郎)

平凡で善良。親子関係は善くもなく悪くもなく、夫婦仲も悪くない。

桜良の母(和久井映見)

病気が発覚してからは桜良の思いに添って願いを叶えてあげられるような行動をする。

キミスイ アニメ映画のあらすじ

他人に興味を持たない主人公の「僕」は、いつも一人で本を読んでばかりいます。 ある日、病院で「共病文庫」と書かれた一冊の文庫本を拾います。   その本はいつも天真爛漫で人気者の同級生・山内桜良が書いた秘密の日記帳でした。 それには桜良が膵臓の病気で余命幾ばくもないことが書かれていました。 図らずも桜良の秘密を知ってしまった「僕」。   こうして「僕」と桜良は「ただの同級生」から「秘密を知る同級生」になります。 余命を宣告され、残された時間を懸命に生きる桜良の姿に「僕」は次第に惹かれていきます。 しかし世界は病を患う桜良にも平等に残酷な現実を突きつけてきます。

キミスイ アニメ映画のネタバレ

《タイトルの「君の膵臓を食べたい」について》

「僕」が桜良の秘密を知ってから、図書館で桜良が「僕」に対して「君の膵臓を食べたい」と言います。 これは患っている部分の臓器を食べることで、病が治ると言われていることから冗談めいて言った言葉でした。   物語の前半で描かれたタイトルにまつわるエピソードは、後半にも今度は「僕」がメールで桜良に対して送っています。 これには「爪の垢を煎じて飲む」と言う意味と同じ意味合いがあるそうで、「僕」が桜良に対して尊敬や敬愛の念を抱いていますという表現としてタイトルの文言が出て来ます。   そのメールに対して桜良から返事が来ることはないですが、桜良もまた同意語で「君の膵臓をたべたい」と綴っています。 それは桜良の死後、「共病文庫」に綴られた「遺書」で語られています。

《性格が正反対の「僕」と桜良》

「僕」は桜良の秘密を知ったことで、桜良にとって何でも打ち明けられる気楽な友達になっていきます。焼き肉に行ったり、旅行に行ったり。   「僕」は作中で流れに逆らわない草舟と言っていますが、誰かから誘われたら断れないことを指しています。 焼き肉に行けば「僕」は普通の肉が好き、彼女はホルモンが好き。   友達も、「僕」には一人もいないけど彼女は人気者。 といったようにたくさん対比するところが出てきます。   日々を過ごしていくうちに「僕」は彼女のおかげで他人に興味が持てるようになったり、人間性や日常、死生感までも変わったと言っています。 彼女もまた、「僕」に対して憧れを抱いており、ひとりで自分を高めている姿に尊敬すると最後の遺書の中で綴っています。   隣の芝生じゃないですが、互いに自分に無いものを尊敬しあい、敬愛しているからこそ「恋愛」とは違うなかなか言葉にできない関係をうまく描いています。

《桜良が死ぬまでにやりたいこと》

秘密を知ったことで、「僕」は彼女のやりたいことにとことん付き合うようになります。 焼き肉デートは、世間を騒がせてる通り魔事件よりも学校で噂になったり、彼女が「僕」と仲良しだと言うことを否定したことで、不機嫌になった彼女からスイーツ食べ放題に付き合わされたりします。   福岡での旅行もその一つでした。やましいことは何一つなく、ラーメンを食べたり、学問の神様に祈ったり、ホテルではトランプゲーム(真実か挑戦ゲーム)をして過ごします。 彼女の家に誘われて行き、テレビゲームをします。 二人きりの中で桜良からけしかけるような発言があり、腹が立った「僕」は彼女を押し倒すも彼女の涙にまずいと思って家を出ます。   家を出たところで桜良の元カレに会い、桜良と「僕」が仲良しなのが気に入らないと迫ってきます。 売り言葉に買い言葉で元カレに殴られてしまいます。 そこへ桜良が追いかけてきて、事の一部始終を見てしまいます。   桜良は「僕」を家に戻し、服を着替えさせたりしてくれます。 そこで「僕」は仲直りという名の人生で初めての経験をします。   その後彼女は入院します。 入院中の彼女に違和感を覚えた「僕」は「真実か挑戦ゲーム」を誘います。   それで勝った「僕」は彼女に「生きるとは何か」を問います。 彼女は「誰かと心を通わせること、そのものを指して生きるというんだよ」と答えます。   その答えに、「僕」は探し続けていた答えが、僕は君になりたかった。 という風に結論付けます。 それから彼女の入院が延びるが、彼女の口からは何も語られることはありませんでした。 退院したら海にデートに家に約束をします。   無事に退院し、カフェで待ち合わせをした「僕」と桜良。 メールのやりとりをしていますが、途中で途切れてしまい、待ち合わせ場所にも来ません。 その後、彼女が亡くなります。

《ミステリー風なタイトルからは想像できない超青春小説》

キミスイは「君の膵臓をたべたい」というおどろおどろしいタイトルとは想像できない、内向的で友達のいない「僕」と明るく天真爛漫で友達の多いけれども病を患い余命幾ばくもないヒロインが、残された時間、共に過ごしていく中で互いに尊敬しあえる仲になっていき、ヒロインの死により「僕」が大きく成長していく青春小説です。 あらすじを見れば粗方想像できるような物語ですが、一つ一つの言葉の重みは涙無くしては読めないものばかり。   そして、ヒロインに訪れる「死」も単に膵臓の病気で死ぬのかと思いきや、通り魔に刺されて死んでしまうという、余命を宣告されていながらも、余命より前にしかも殺されてしまうという展開に多くの読者が驚いたと言います。 死はいつ訪れるかわからないということをうまく表現しています。

《「共病文庫」の意味合い》

桜良が死んで、「僕」は葬式にも行かず、10日間部屋に閉じ籠っていました。 そして、「共病文庫」を読まなければならないという気持ちになり、「僕」は彼女の家を訪ねます。   線香を立て、桜良の母に「共病文庫」を見せてほしいとお願いします。 そこには桜良の本音や思いが綴られています。   『私はね、君に憧れてたの』 『君は誰とも関わらず、1人で自分の魅力をつくっている。だから、君が私を必要としてくれて嬉しかった。17年間、私は君に必要とされるのを待っていたのかもしれない』   『誰かをこんなに幸せにできるなんて、君は本当にすごい人間だね。君の爪の垢でも煎じて飲みたいな』 『そんなありふれた言葉じゃ駄目だよね。私と君との関係は、そんなどこにでもある言葉で表すのはもったいない。私はやっぱり』 『君の膵臓を食べたい』 (原作文より抜粋)   僕は泣き叫びます。   そして、彼女の望みの一つに、親友恭子と友達になってほしいということも書かれていました。 最後、「僕」は恭子と旅行いけるほどの仲になり、一緒にお墓参りをし、桜良の家を訪ねるところで物語は終わります。

キミスイ アニメ映画の主題歌について

キミスイアニメ映画の音楽は「sumika」という神奈川崎市出身の四人組バンドがオープニング、主題歌を担当します。   様々な人にとって「住み処」のような場所になってほしいという願いを込めて、2013年に結成、2017年にはバンド史上最大の規模でのツアーを敢行し、チケットは即日ソールドアウト、7月に発売されたfirstアルバムはオリコン週間チャート5位を記録、5月から始まったツアーも即日完売している、今、人気上昇中の大注目バンドです。   オープニング「ファンファーレ」、主題歌「春夏秋冬」すべてキミスイアニメ映画のための書き下ろしです。

キミスイ アニメ映画の感想・評価

原作から根強いファンがおり、実写映画も涙腺崩壊の感想の多い大ヒット作。 アニメ映画はいかに… 公開前から期待値の高い作品です。 アニメ映画を見る前に原作小説や実写映画を見てみる価値がありそうですね。

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北村匠海さんの可憐な演技が話題に

キミスイは2017年に実写映画化もされていますね。 桜良は浜辺美波さん、主人公の「僕」は 北村匠海さんです。 特に浜辺美波さんのはかなくて可憐な演技は非常に話題を呼びました。 実写版のキミスイは、原作とも、アニメ映画版とも異なる点があります。 大きな違いというのは、原作には出てくるある人物が出てこなかったり、ラストシーンの展開の部分です。 「僕」と桜良が一泊旅行をするシーンも必見です(笑)

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まとめ

キミスイアニメ映画について見ていきました。 原作も本屋大賞に選ばれるほどの人気作品ですし、実写映画も涙腺崩壊と銘打つほどの感動作というように固定ファンも多い作品です。 公開前からファンによる期待の声も多く聞かれます。 アニメも期待できる予感がします。