お風呂で熱中症を引き起こしたらどうする?原因と対策をチェック

毎年真夏の暑い時期になるとニュースで熱中症の話題が増えて注意喚起がなされるイメージがありますね。

なったことがない人も油断は禁物です。条件次第で誰でも熱中症にかかる可能性はあります。

しっかりと対策をとっていきましょう!

なぜ熱中症が起こるの?

大きく分けて2つの要因があります。「環境の要因」と「体の状態」です。

環境の要因とは主に
  • 気温や湿度の高さ
  • 風が弱い
  • 日差しが強い
等があげられます。


体の状態とは主に
  • 体内でたくさん熱が生成された
  • 暑さに慣れていない
  • 体調不良

等があげられます。


この二つの要因が重なり体の熱が外へ放出できなくなった時に熱中症が起こるのです。

お風呂で熱中症?

熱中症は屋外だけで起こるわけではありません。

皆さんの日々の生活の中でも引き起こしやすい場所があります。

それはお風呂です。浴室内は高温多湿です。

また入浴中に血管が拡張することで血圧が低下し次第に脳の血液が少なくなり判断力が落ちます。

水分が失われていることも感知できなくなるのです。その結果熱中症を起こします。

めまいや意識が朦朧としてきたらすぐにお風呂からあがり体を冷やして水分補給をしてください。

 

お風呂で熱中症の対策

お風呂に入る前には水分補給を

失われる体の水分を事前に補いましょう。

一番飲んでいただきたいのはイオン飲料です。

体内への吸収を考えてつくられているので汗をかく場面に最も適した飲料です。

逆に一番避けてほしいのは糖分の多いジュース類です。

糖分が10%以上含まれていると消化に時間を要するため水分の吸収が後回しになってしまいます。

イオン飲料がない場合は麦茶やお水といった糖分を含まないもので極力対応してください。

適した環境を

湯船の温度は熱すぎず心地よく感じる温度設定をしてください。

夏場は39℃を目安とすると良いでしょう。

浸かる時間は10分で十分です。

心臓がドキドキするくらいですと負担がかかっている証拠です。

長湯にならないように注意しましょう。

入浴後

入浴後はしっかり水分や汗をふきとり安静にしてください。

また入浴後も麦茶やお水で水分をとっておくと安心です。

入浴中は水分とともにミネラルも失われてしまいます。

その点では麦茶がよいですね。

お風呂で熱中症のまとめ

今回はお風呂という場面での対策をお伝えしましたが、同じ高温多湿という条件が梅雨の時期に起こります。

熱中症は死に至る場合もあります。

夏だけでしょう?自分は大丈夫、という概念を一度なくして、まずは日常の生活内で水分をしっかりとることを心がけていきましょう。